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おすそわけ

タヒチの人々に教えてもらった大切なこと。広島の原爆の経験から教えてもらったこと。日々沢山のうれしい出会いの中で、見たこと聞いたこと、考えたこと。おすそわけ。

~ちいさな人間たち~

今日、小学校に入る前のこどもと過ごす時間がありました。

 

~~

 

お母さんと離れて過ごすのは緊張する。

周りの人たちはお姉さんお兄さんに見える。

 

どうしよう……。

 

とりあえずみんなの近くに行ってみる。

やっぱりなんか入りにくい。

話しかけるのもなんかいや。

 

私に、「何かしたいことある?」と聞かれる。

 

困。したいことなんてない。なんて大ざっぱな質問なんだ。

 

「積み木で遊ぶ?」

 

う~ん、ちょっと微妙だけどなしじゃない。

頷く。

 

「でも今宿題やってる人いるからあとにしようか」

 

え~ちょっと楽しみになってきたのに、だめなの……

 

「絵本もあるよ」

 

ふむ。なるほど。絵本ならおもしろいかもしれない。

選びに行ってみる。

お。結構たくさんあるからおもしろそう。

これなら読めそう。

 

~~

 

話しかけてから絵本を持って帰ってくるまで、私はその子の声を聞いていない(笑)

だけどたぶんこんな感じ。

 

読めるひらがなは半分くらい。

絵本を2冊読んで、本にでてくる文字をみながら「め!」「さ!」とか言って文字を覚えようとする。

 

言葉を交わさないでも、何を感じているかはわかる。

 

ああ、ちいさな人間だなと思った。

 

 

そこの言葉がわからない国に行くと、まずコミュニケーションがとれるのは犬と猫です。

これは実体験をもって、いえる。確実。

そして次に心通じるのは子どもたちです。

一番難しいのがおとなでした。

 

言葉に頼っているから、というか言葉がつなぎ目になっているからだと思いました。

私はいつも言葉に頼っています。

だけど言葉がなくなったとき、言葉じゃないところで人とつながれる人はつよい。

 

今日であった彼らは、そういう強い、ちいさな人間なんだと思いました。

 

 

「子ども」って誰が決めたんだろう。

彼らは「子ども」というよりは、ちいさな人間たちであった。