タヒチの生活~ある日の日記
こんにちは。
パリでとても大変なことがありましたね。
私が行っていたのがフランス領だったからなのか、
フランスでの事件もかなり身近に感じられるようになりました。
タヒチの友達たちも、Facebookのプロフィールをトリコロールカラーに染めていました。
気持ちを表現できるツールが身近にあるって、いいですね。
フランスで被害に合われた方々に思いを送ります。
彼らは、その場にいただけで、犠牲になった人たちではないかと思います。
同じように犠牲になり続けているいろんな国のいろんな人たちへも、
同じくらい大きな思いを送りたい。
そして、これからも犠牲になる人たちが出ることでしょう。
一人も悲しまないことを願いたい。一人でも犠牲になる人が少なくなるように。
そういう世界にするのは、私でありあなたであると。
そう信じて、学生の私は一生懸命勉強します。
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今日は私が感じたタヒチでのことを書こうかなと思っていたところ、
タヒチについてから一週間経った日の日記を見つけました。
Facebookにもシェアしていたのですが、こちらにも紹介します♩
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タヒチに来て一週間が経ちました。
(※チリで大きな地震があり、大きな津波が起きる可能性があるという報道が日本であったことを知りました。が、こちらではあまり大きなニュースにはなっていませんでした)
今は、首都パペーテのFoyerという寮に泊まっています。
寮にきてから5日目、1階でなぜかwi-fiをキャッチできることがわかったので投稿しています。
こちらに来て、日本での準備不足を痛感しています。
フランス語が話せないと話にならない!(笑)
明日は議会に行ってみようと思いますが、どうなることやらわからない…!
私の英語も上手ではないので、意思の疎通がうまくできない。
帰ったら猛烈にフランス語と英語を勉強して、また帰ってこようと燃えています。
なんとなく、わたしが過ごしていて感じていることを、書き留めていこうと思います。
▼タヒチの時間
タヒチは、早寝早起きです。
朝は7時くらいからいろんなことが始まって、
夕方は15時~17時くらいにはいろんなことが終わります。
金曜日はもうちょっとはやい。
わたしが滞在してるオフィスは、14時半に終わる。
仕事中も、仲良しで集まっておやつ食べたり買い物に行っちゃうところが、素敵です。
土曜日の午後から日曜日は、ほとんどのものがお休み。
バスもない。
(日曜日の朝7時前から銀行のATMが使えたのはびっくりしたけど…!)
日曜日は「おやすみ!」という感じなので、何ができるわけでもなく、
今朝は4時からスタートするマルシェに行き、日曜日の教会の礼拝に参加して、
寮でインタビューの書きおこし。
時間の流れがとてもゆったりです。
↑パペーテの港の景色。人々がランニングを楽しんでいました。
▼オープンな人々
それと、こちらでは、人のあたたかさに何度も助けられています。
私はフランス語もタヒチ語もできないのに、「Nao~~」と言ってキスをしてくれます。
キッチンの使い方が分からなくても、全部教えてくれるし、
英語を使って話しかけてくれるし、一緒にスーパーに行ってくれます。
そして、いろんな話をしてくれます。
(ごめんね~、わたしフランス語できないからあんまりわかないんだ…!と心の中で思いながら。)
でも、わかるもんはわかるもんですね。
道を歩いていても、何やらフランス語で話しかけてくれます。
あぁ悔しい!!!
けど、「Nao~~」が聞こえる度に、言葉がつかえないさみしさもどこかへ吹っ飛んでしまいます。
↑寮でさみしくなって沈んでいたら、開いたドアの隙間から、猫が入ってきました笑。猫まで優しい。
▼先週のビッグニュース
私の理解もおおざっぱですが、先週、ボラボラ島で一人の男性が亡くなったそうです。
34歳のsandyさんは、12歳の娘さんがいるのだけど、
ボラボラ島で喧嘩に巻き込まれて、殴られて亡くなったのだとか。
(ちょっとわたしの理解が正しいのか怪しいですが…)
とても痛ましい事件だったと。
毎日テレビでも新聞でも報道されました。
土曜日の午後、パペーテの大通りが、白い服を着た人たちでいっぱいになりました。
みんなが大きな行列をつくって、市内の議会のそばの広場に集います。
なんだろうと思っていると、友達が一緒に行こうというのでついていってみました。
聞くところによると、Sandyさんを悼み、
暴力はよくないんだということを確かめ合うために集まるんだと。
Sandyさんをみんなが知っているわけではないし、
ボラボラ島はここからは離れている島ですが、
土曜日の午後、本当にたくさんの人が街から白い服を着て集まってきました。
広場では、" Je Sui SANDY" (I am Sandy)というステッカーや、
" STOP la VIOLENCE" というプラカードがどこからともなく出てきて、
設けられたステージで話すSandyさんの親族の声に皆で耳を傾けました。
時に歌ったり、音楽を聞いたり。
広場に集まった人たちは、まわりに友達を見つけて挨拶することも楽しんでいました。
そのうちに、お菓子を売る人たちも出てきました。
「誰かを嫌うとか、暴力を振るうとかじゃなくて、みんなでunitedしていきましょう」
そんな集会でした。
↑部屋から見えた人の列
Sandyさんが有名なわけではないけれど、みんなが共感して、集まってくる。
いいなぁと思いました。
▼タヒチは蚊が多い
めちゃくちゃ多い。
そして、デカイ。
この投稿を書いている間にも、何か所も刺されて、痒い。
バドミントンのラケットみたいなやつの、
網の部分に電流が流れる道具をみんな持っています。
今も前に座っている女性はぶんぶんと振り回して
「バチバチ」と蚊がヒットされているのが聞こえます(笑)
↑mosquito racket と呼んでいました。
▼このくらいにします
わたしは、核実験がどんなふうに記憶されているのかとか、
核実験を経験した人たちが、どんなふうに核実験を考えているのかを知りたくて
タヒチに来ました。
そういうことを考えながら過ごしているのですが、
日々この国の人たちと暮らしていると、タヒチの空気に包まれていることを強く感じます。
本当にあたたかい。
本当にあたたかいです。